更新日:2013/05/14

コンチェルトの誕生ストーリー

コンチェルトはかつて別の船名(シルフィード)でした。
1995年、あの阪神淡路大震災のときには、寸断された陸路に代わりレストラン業を一時中止して椅子テーブルを片付け、多くのお客様をお乗せして神戸―天保山の間を1日3回往復した船です。大阪からは食料や医薬品など救援物資を満載して帰り神戸のため獅子奮迅の大活躍をしたのです。

この活躍は陸上の交通網に復旧の目途が立つまで、ほぼ1ヶ月間続きました。
延べ20万人近いお客様をお運びしたとのこと。

この船が、震災のあおりで1996年末から小豆島の内海の港に係留される運命になったのです。

さて、1997年4月、ご縁があって、弊社の創業者がこの船を見せていただくことになりました。ご同行いただいたシルフィード時代の船長から、震災時のこの船の働きを聞き、大変心を動かされたといいます。
ですが、現地に着いて、彼は驚きました。

係留されて数か月の間に白い優美な姿は見る影が無くなり、船体には錆、船底には貝がこびりつき、おまけにツバメが巣まで作っている。震災時の活躍を彷彿させる面影もなく、あわれな姿を衆目に曝していたのです。

創業者はこの船を見てそのときこう決意したといいます
「神戸は港町、港には船が要る!神戸の再生にも、もう一度この船を神戸の港に浮かべる!」

こうして船は新しい会社、神戸クルーザーに引継がれ、4か月余りのリニューアルを終えて新しい名前を冠して神戸の港に蘇りました。1997年7月18日のことです。

ミュージックグルメ船「コンチェルト」の誕生でした。

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