時間を割いて結婚式に来てくれたゲストには「せっかくなら楽しんでもらいたい!」という気持ちになりますよね。
そこで、ゲスト参加型の演出を用意して迎えてみてはいかがでしょうか?
ゲスト一人ひとりが結婚式を盛り上げるメンバーとなる、楽しい演出案をご紹介しましょう。
ゲスト参加型のウエディングとは?
一般的な結婚式では、主役はあくまで新郎新婦であり、招かれたゲストは二人の幸せな姿を見守る……という形になります。
余興があれば、余興に参加するゲストは「参加している」という印象にもなりやすいですが、そうでない一般ゲストはやはり見守ることがメインとなります。
そうしたゲストも含めて、皆が参加できる演出やイベントを用意したのが「ゲスト参加型のウエディング」です。
例えば、ウエルカムスペースにコメントを書ける場所を用意したり、シールを用意したりしておくのもひとつの演出です。
「ウエディングツリー」と呼ばれる演出では枝だけ書いた木のボードを用意し、ゲストにシールやコメントつきのメモ、付箋を貼ってもらって色とりどりなツリーの完成を目指します。
「自分も完成を手伝った」という実感は、ゲストも楽しい気持ちにさせてくれるでしょう。
このほかにも、さまざまな演出がありますのでご紹介していきます。
ケーキを使った演出
「ゲストにウエルカムボードをデコレーションしてもらう」という演出に限らず、デコレーションに参加してもらうポイントは様々あります。
そのひとつが、ケーキのデコレーションです。
シンプルなウエディングケーキを用意し、ゲストに仕上げのデコレーションをしてもらうという演出は、クッキングを楽しむようなワクワク感を味わえます。
この演出ではあらかじめ、ケーキと一緒にクッキーやマカロン、ソース、カラースプレー、フルーツなどを用意しておきます。
そして、ゲストに集まってもらい好きなものを好きに飾り付けてもらいましょう。
のせるだけでかわいいフルーツやスイーツを用意しておけば、お子様からご高齢の方まで、みんな参加できますよ。
ブーケトスの代わりに用意できる演出
ブーケトスの代わりとなる演出には、ブーケプルズというものがあります。
これは、いくつかのリボンを用意してき、そのうち1本だけがブーケに繋がっている……という演出です。
見事、ブーケを引いたゲストにはブーケをプレゼント。
それ以外のリボンの先にプチギフトを用意しておけば、参加者みんなお土産を受け取ることができます。
「はずれ」がなく、喜びをシェアできる演出と言えるでしょう。
また、ブーケでなくお菓子やバルーンをトスするのも楽しいですよ。
ブーケトス=未婚女性のためのイベントというイメージに縛られず、お子様も含めてみんなで楽しめる時間になります。
新郎新婦にまつわるクイズ大会
ゲストが参加でき、盛り上がるイベントの定番と言えるのがクイズ大会です。
色んなクイズを用意すれば、新郎新婦についてもっとよく知るきっかけになります。
- ◇新郎新婦の学生時代の部活や趣味
- ◇プロポーズの言葉やシチュエーション
- ◇お互いの第一印象
- ◇お互いの好きなところ
「なんだと思う?」と、ゲスト同士の会話も弾みますよ。
定番のキャンドルサービスにもゲストに参加してもらおう
結婚式の定番の演出には、新郎新婦が各テーブルを回って行うキャンドルサービスがあります。
このキャンドルサービスも、工夫次第でゲスト参加型に変えることができるのです。
ゲストは、新郎新婦から火を分けてもらい順番にリレーしていきます。
テーブルごとに隣の人へと火をつないで、最後にテーブル中央のキャンドルへ点火します。
このようなキャンドルリレーは年齢や性別を問わずみんなが参加でき、一体感を覚えられる演出となるでしょう。
ただし、実際の火を使う演出は安全面の都合から注意が必要なケースがありますので、事前に式場へ確認してください。
より安全なキャンドルリレーをしたいときには、LEDキャンドルを使うという方法もあります。
LEDはカラー展開も豊富なので、好みに合わせて選びましょう。
安全かつ、LEDならではの発色を楽しめるためおすすめですよ。
まとめ
結婚式の演出にはさまざまな種類があるからこそ、せっかくならゲスト一人ひとりに楽しんでもらえるような参加型の演出を取り入れることでますます盛り上がります。
定番のブーケトスやキャンドルサービスも、工夫次第でゲスト全員が参加できる演出に変わるものです。
さらにクイズやケーキデコレーションなど、年齢に関係なくワイワイ楽しめる演出を取り入れれば、なおさら楽しい時間を実現できるでしょう。
コラム監修者
神戸コンチェルトウェディング
ウェディングプランナー
畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka
結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、コンチェルトウェディングの結婚式プロデュースに従事しています。