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挙式なしで披露宴のみ結婚式で自分らしさを演出!披露宴のみにするメリットと注意点

一般的に結婚式は、挙式と披露宴によって構成されることが多いものです。
しかし「必ずそうしなければいけない」というわけではなく、新郎新婦や親族が納得しているのであれば結婚式の内容をアレンジしても構いません。

今回は、披露宴だけの「挙式なし結婚式」について解説していきます。

披露宴だけの「挙式なし結婚式」とは?

挙式なし結婚式とは、チャペルなどで行われる挙式を行わずに、披露宴のみを行う結婚式スタイルのことです。
結婚式ではセットで考えられがちな挙式と披露宴ですが、実は「どちらも必ずやらなければいけない」というわけではありません。

ゲストは披露宴会場に直接集まり、結婚式がスタートします。
披露宴ほど形式ばった雰囲気にならない、1.5次会スタイルも人気を集めています。
1.5次会とは、通常なら挙式などのあとに行われる「2次会」のような雰囲気で実施するウエディングパーティーのことです。

ウエディングパーティーは、より自由で自分らしいスタイルで実現できるのが魅力です。
ご祝儀制だけでなく、会費制や立食ビュッフェ形式のパーティーを選ぶこともできます。
演出や余興についても自由に決められるので、自分のやりたい演出だけを厳選したり、定番の演出を省いたりすることもできます。

ゲストとの歓談をメインとしたウエディングパーティーも多く、親族や友人との食事会に近いイメージで時間を過ごすことができます。
「格式高い場は緊張するから苦手……」という人も、アットホームな雰囲気のウエディングパーティーなら和やかに過ごせるでしょう。
堅苦しさが苦手な新郎新婦にとって、うれしい魅力のつまった形式と言えそうです。

挙式なし結婚式を挙げるメリット

挙式なしの披露宴のみという結婚式のスタイルは、通常のウエディングに比べてまだ一般的とは言い難いからこそ、より自由なやり方ができます。
「挙式と披露宴は当日でなければいけない」というルールからも解放されるため「人を呼ぶのは披露宴だけ」ということもできます。

例えば二人だけの挙式や、近しい人だけを呼んだ海外での挙式をしたあと、ほかのゲストを披露宴に招待するということも可能です。
「挙式と披露宴に呼ぶゲストに悩んでしまう」というときには、ひとつの方法として覚えておくと良いでしょう。

また、披露宴のみにすることで時間の融通もききやすくなります。
一般的な結婚式では、まず挙式に30分ほどかかり、そこから披露宴までのあいだが30分ほどとられます。
そこから披露宴をはじめるとなると、どうしても拘束時間が長くなってしまいます。
新郎新婦はもちろんのこと、ゲストも負担を覚えやすくなるでしょう。
披露宴のみの結婚式であれば、ご高齢の方や子育て中の方など、長丁場の結婚式に不安があるゲストも参加しやすくなります。

挙式なし結婚式の注意点

挙式なしの結婚式は、さまざまなメリットがある一方で、注意しなければならない点もあります。
まず、やはり一般的な挙式スタイルに比べて披露宴のみの結婚式はまだまだ「普通の結婚式」とは言い難いものです。
めずらしさから、特に年配層の方などには馴染みがなく、理解されにくいこともあるでしょう。
「なんで挙式がないの?」「普通の結婚式をしてほしい」というような希望を伝えられることもあるかもしれません。
それだけでなく、結婚式の流れや全貌がわからず混乱させてしまう場合や、ご祝儀をどうすればいいか悩ませてしまう場合もあるでしょう。

ゲストの混乱を防ぐためには、事前にゲストに対してどのような結婚式になるのか説明しておくと親切です。
例えば会費制のウエディングパーティーなら「ご祝儀は不要です」といった点も含めてきちんと説明しておくと、ゲストも安心して参加しやすくなります。
一般的な結婚式との違いにとまどうご年配のゲストには「私たちがテーブルまで行くから、そのときたくさんお話しようね」など、自由なスタイルならではの魅力をお伝えするのがおすすめです。

「よくわからない結婚式だ」と思われてしまうのではなく、「馴染みのある結婚式スタイルじゃないからこそ楽しい」と印象づけられると良いです。
そのためにも、どんな演出や工夫をすればゲストに喜んでもらえるかよく考えるのも大切です。
「自由な結婚式だからなにをやってもいい」と考えても構わないのですが、せっかくならゲストに楽しんでもらう方法を検討しましょう。

挙式なし結婚式におすすめの演出

挙式なし結婚式では、新郎新婦がそれぞれのテーブルを回りながらお喋りを楽しむのも良いでしょう。
さらに、あえて長テーブル一卓にゲストと新郎新婦が揃うスタイルもおすすめです。
歓談の時間には、ゲストみんなで食事を楽しめるので和気藹々とした雰囲気になります。
一般的な結婚式と違い、スピーチをなくしその分全員から一言ずつコメントをもらうのも良いでしょう。

また、限られた人数で披露宴のみ結婚式をするのであれば、ゲストひとりひとりに合わせたメッセージや引き出物を贈るというサプライズもできます。
それぞれのゲストのことを考え選んだギフトやメッセージは、きっとゲストの思い出にも残るでしょう。

そのほか、特別な雰囲気の空間で結婚式を行うのもおすすめです。
高級レストランやクルーズ船など、普段なかなか足を踏み入れない場所でも理想の結婚式が挙げられるでしょう。

まとめ

挙式なしで披露宴のみの結婚式は、従来のスタイルとは一味違った自由なウエディングの実現につながります。
披露宴のみだからこそできる演出やメリットもありますので、どんな結婚式をしたいか考えてみましょう。

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コラム監修者

神戸コンチェルトウェディング
ウェディングプランナー

畠中 ひろえ
Hiroe Hatanaka

結婚を機に、ウェディングプランナーに転身し、一部上場企業などの大手ゲストハウスやプロデュース会社でプランナー・マネージャーとして勤務。
そして、セールススーパーバイザーとして独立し、結婚式場とプランナー教育およびマネジメントのコンサルティングを提供。
コアファイズ株式会社の代表取締役に就任し、コンチェルトウェディングの結婚式プロデュースに従事しています。

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